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日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』の感想ー競馬ファンでなくても夢中になった理由5つと涙のエンディングー

馬との生活

みなさん、こんにちは。
ウィスコンシン州で愛馬ロナを家族に迎えた、ゆうこです。

先日、競馬界を舞台にしたTBSの日曜劇場ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』を観ていました。

このドラマを観始める前、ドラマの舞台が競馬界だと知って「競馬ファン向けのドラマだったら、競馬をやらない私はあまり楽しめないかも…」と正直あまり期待していませんでした。

ところが、1話目からすっかり引き込まれてしまい、2話目からも涙、涙で観ていました。
ドラマの途中から、早見和真さんの原作を読み始めたのですが、原作を読み終えてからもう一度ドラマが観たくなりNetflixに加入して、やっぱり良いドラマだなぁと思いながら観て、またウルウルしてます。馬が気持ちよく走っている姿や馬の表情を見ているだけで、なぜか泣けてしまう。

今回は、競馬ファンではない私が『ザ・ロイヤルファミリー』に夢中になってしまった理由をお話しします。

※途中、ドラマと原作小説のネタバレしているところがあります。

■ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』(2025年10月〜12月放送 / TBS系 日曜劇場)

早見和真さんの同名小説を原作とした、競馬界を舞台にした壮大なヒューマンドラマです。
馬主、山王耕造(佐藤浩一さん)一族と、それを取り巻く調教師や騎手、そして主人公の税理士(のちに山王耕造、山王耕一になるマネージャー)栗須栄治(妻夫木聡さん)が有馬記念で1着という夢を追いかける約20年間の軌跡を描いた物語です。単なる競馬ドラマではなく、父と子の絆や家族の継承をテーマにした家族ドラマとして話題になりました。

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■競馬ファンではない私が『ザ・ロイヤルファミリー』に夢中になってしまった理由5つ

ドラマを観始める前、あまり期待していなかった私がすっかり夢中になってしまった理由を5つにまとめました。

その① 馬が生き生きと気持ちよく走っている

このドラマには現役の競走馬、引退した元競走馬も多く出演していたようでした。最後のテロップで出演した馬たちの名前が流れてくるので、競馬ファンにはもちろん、出演した馬たちを応援したくなる方も出てきたのではないでしょうか?
撮影用にトレーニングされていない馬たちと撮影するのは難しいと思うんです、撮影に慣れている馬たちなら現場の空気にも慣れていると思うのですが、撮影に慣れているわけではない馬たちを、どうやってこんなにカッコよく、可愛く表情豊かに撮れるのでしょうか…もちろん映像技術もあるとは思いますが、それでも馬たちの映像が綺麗でカッコいい。

特にレースをしているシーンは、馬たちがすごく生き生きして気持ちよく走っているように見えるんです。
ところどころに入るスローモーション映像も良く、レース中の馬の表情がしっかり見られるのも、競馬ファン向けではなく、馬が好きな人全員に向けて作ってあるんだな〜と感じました。
わずか数分のレースのシーンに、色々な角度からの映像がテンポよく組み込まれていて、あたかも自分が競馬場にいる観客、ジョッキー、馬の目線からレースに参加しているような、そんな錯覚になるほど臨場感がありました。
単に“レースの結果を伝える、ではなく馬が気持ちよく走っている姿を見せている”そんな風にも感じられます。
馬が大好きな人たちが、どう撮影したら綺麗にカッコよく、可愛く撮れるのかを時間や技術を使い、作られた映像だと思います。

劇中の馬たちの映像を見ていると、なぜだか自分の愛馬に無性に会いたくなる衝動にかられます。会って撫でてお手入れして、放牧すると草を食べてはじめる、そんな姿をずっと見ていたくなります。

その② 効果音の使い方とサントラのメリハリ

競馬場やレースのテレビ中継で必ず耳にするのは実況中継なのですが、テレビで見ていると実況中継以外の音や声援する声はあまり聞こえないんですよね。かといって競馬場で直接レースを見ても、馬たちとの距離があって、スタート地点が見えなかったり、馬の息づかいや足音までは聞こえにくい。
もう少し走っている馬たちを間近で見たい…でもテレビ中継だと物足りない…そんなちょっとしたところを競馬場の色々な音、レース中の馬の足音、息づかいをしっかり入れてカバーし、目の前で馬たちが走っていて、かつ実況中継もしっかり聞ける、そんなシーンになっています。このドラマのレースシーンは競馬場にいるよりレースに引き込まれ、観ていて感動します。
レースのシーン以外でも、馬たちが暮らしている北海道の自然の中にいるような静けさにほんの少しの自然の音、預け先の厩舎の中の蹄鉄を調整している効果音、馬たちの鼻息、色々な効果音が景色と馴染んでいてレースのシーンとはガラッと雰囲気が変わり、ほっとできるシーンになっていてレースのシーンとのメリハリが効果音でも感じられます。

ドラマのエンディング曲、玉置浩二さんの『ファンファーレ』が使われるところも「くぅここで流すかー!あぁ泣ける」と感じてしまうほどピッタリ、2話目の『ファンファーレ』が流れてくるシーンは思い出すだけで泣けてしまいます。

その③  北海道日高地方の綺麗な四季の映像

競馬場の大迫力のレースの映像とは違い、馬たちがのんびり過ごしている北海道日高地方の自然、海や白銀の雪景色、夏の新緑、野生動物の映像が流れ、レースの時の緊張感をほぐしてくれます。四季の流れを時間をかけて撮影されたのが伝わる映像ばかりで、とても綺麗で見ているとホッとする映像です。
北海道の広大な自然豊かなのびのびとした場所で、馬たちが大事に育てられ、立派な競走馬になっていくんだな…と感じられます。

北海道の綺麗な映像だけではなく、競走馬を生産する日高地方の過去と現在で変わってしまっている景色もでてきます。生産者が減り、すたれ始めている現在の日高の現在の映像を取り入れて、きちんと伝えている。競馬界の華やかな部分の裏の現実を、映像にして伝えていることも大事なことだなと感じました。

その④ 馬の「ファミリー」と家族の物語

ストーリーの軸になっているのは馬たちとその馬主家族の話しではありますが、馬主と常に行動している主人公、栗須栄治が競走馬と関わるようになり、競走馬を育てるためにできあがったチームの一員となり、彼の生き方が変わっていく様子。馬主とその家族、生産者、馬たち、それぞれの話しがぎゅっと詰まっている壮大な家族ドラマでした。

なぜ競走馬に仕上げ、レースで勝利して賞金を稼ぐのか?競走馬として引退したあとはどうするのか、その馬たちがどうしたいのか?どうしてあげることが良いのか…馬主になり「レースに勝つ」という欲望だけではなく、血統や馬たちの家族を守っていくことに、これだけの人達が馬たちを大切にして力を注いでいることが伝わるシーンも多くありました。

その⑤ ドラマオリジナルのエンディング、引退馬たちの「第二の人生」

実は、面白いことにドラマは原作の小説よりもわかりやすくレースのシーンが加えられていました。小説では最後の最後によく見ると「あ!」と読者の想像を掻き立てる終わり方でした。ですが、ドラマではその部分を短くも映像化し、観終えた後にスッキリとした気持ちになります。
その部分のストーリーをもっと観たかったなと思ってしまいましたが、そのもっと観たいと思う気持ちで終われることが、また良いところなのかなと思います。

そして、ドラマでは原作にはないオリジナルの物語も付け加えられていました。それが私の中ではエンディングとして最高だったなと思えたところでした。レースに勝つことが目的だった競走馬たちが現役を引退した後、どう過ごしていくのか、そこにもちゃんを焦点を当てて作られた、すごくいいエンディングでした。

■今回のまとめと嬉しいニュース

今回は、競馬ファンではない私が『ザ・ロイヤルファミリー』に夢中になってしまった理由をお話ししました。

このドラマを観て、やっぱり馬はカッコ良い!可愛い!と思った方が大勢いたのではないかと思います。
このドラマが放送された年末の有馬記念にも多くの競馬ファンとドラマをきっかけにファンになったという人たちが中山競馬場へ訪れ、例年以上の盛り上がりだったとニュースで見ました。それだけ馬には人を引き付ける‘なにか’があるんだろうと思います。
このドラマを通して馬主、生産者、競争馬たち、その子たちの未来を、多くの人が知るきっかけになったのではないでしょうか?

私はきっとこの先も競馬はやらないと思います、競馬やその世界を否定はしていませんが、競走馬として結果が出せなかったり早期に引退した馬たちの将来を考えると、ちょっとしんみりしてしまうので競馬を心から楽しめないんです。

このドラマの最後のように競走馬が引退後ものんびりと暮らしていける場所がもっとできたらいいな…きれいごとだけでは、現実はどうにもならないこともあるけれど、一人の馬主として馬たちの未来も考えさせられた深いドラマでした。

このドラマの放送が終わった後、原作著者の早見和真さんが続編を書いているという嬉しいニュースがありました。まだいつ出版されるか、ドラマとして放送されるかはわかりませんが今回のドラマがすごく良かったと思っているので、ぜひ続編もドラマ化してほしい!と強く思います。

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最後まで、お付き合いいただきありがとうございました。

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