みなさん、こんにちは。
ウィスコンシン州在住のゆうこです。
旅行に行くと、その土地ならではの名物料理を食べるのも楽しみのひとつですよね。日本各地にご当地グルメがあるように、アメリカにも州ごとの名物料理があります。
私が暮らすウィスコンシン州は「America’s Dairyland(アメリカの酪農州)」として知られ、多種多様なチーズが作られています。街を少し離れると、どこまでも続く牧場や畑、そして牛たちの姿をよく目にするので、本当に酪農産業が盛んな州なんだと感じます。
そんなウィスコンシン州を代表する名物のひとつが、フライドチーズカード(Fried Cheese Curds)です。
チーズ好きにはたまらない一品ですが、「チーズカードって何?」「普通のチーズとどう違うの?」と思う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、フライドチーズカードとはどんな食べ物なのか、実際に食べられるおすすめのレストランや手軽に購入できる場所、そして原料となるチーズカードについて、現地在住の私がご紹介します。
■フライドチーズカードとは?どんな食べ物?

フライドチーズカードとは、チーズカードに衣をつけてカラッと揚げた食べ物です。
外はサクッと、中はとろ〜り。揚げたてをふーふーしながら食べる、チーズ好きにはたまらないアパタイザー(前菜)です。
アメリカ各地のレストランやバーでも見かけることがありますが、ウィスコンシン州では定番メニューとして親しまれており、多くのレストランで見かけます。
ハンバーガーショップ、ステーキハウス、アメリカンダイナー、ファミリーレストラン、ファストフード店、さらにはコンビニまで。本当にさまざまなお店で販売されていて、地元の人にとっても身近な食べ物です。
お店によって衣の味や食感もさまざま。パン粉で軽く仕上げたものもあれば、フライドチキンのような厚めの衣を使ったものもあり、それぞれのお店の個性が楽しめます。
■私が初めてフライドチーズカードを食べた日
私が初めてフライドチーズカードを食べたのは、2016年の冬。ウィスコンシン州を初めて訪れた時のことです。
当時はチーズカードも、フライドチーズカードの存在も全く知りませんでした。
まだ夫と結婚する前に「これ、ウィスコンシン名物だから食べてみて!」と勧められ、初めて注文しました。
運ばれてきたのは、小さくてコロンとした可愛らしい揚げ物。きれいなきつね色に揚がっていて、見た目から美味しそうだったのを覚えています。
見た目から食欲をそそりましたが、一口食べてびっくり!
サクサクの衣の中から、とろっとしたチーズがあふれ出します。でもモッツァレラチーズフライのように溶けすぎているわけではなく、チーズそのものの、うま味もしっかり感じられて、本当に美味しかった
日本へ帰ってからも「あの味をもう一度食べたい」と探したのですが、なかなか見つかりませんでした。
その後ウィスコンシン州へ移住し、また食べられるようになった時は本当に嬉しかったです。今では、日本から家族や友人が遊びに来ると、必ずおすすめする、わが家の定番グルメになっています。
■本場ウィスコンシンでフライドチーズカードを食べるならここ!
ウィスコンシン州へ来て驚いたのは、本当にいろいろなお店でフライドチーズカードを見かけることでした。
レストランだけでなく、ファストフード店やコンビニでも気軽に買えるので、レストランだけでなく、ファストフード店やコンビニでも気軽に買える、ウィスコンシン州ではとても身近な食べ物です。
□私のおすすめ!マディソンエリアの人気レストラン【The Old Fashioned】




House Burger & Fried Cheese Curds/Fish Fry
私が特におすすめしたいのは、マディソンのダウンタウンにある The Old Fashioned です。
歴史を感じる外観が素敵なレストランで、ウィスコンシン州らしい料理を楽しめる人気店です。
ここのフライドチーズカードは、ビールを使った衣で揚げられていて、サクサク感がしっかりあります。中のチーズは熱々で、外の衣とのバランスもよく、とても美味しかったです。
店名にもなっているカクテル「Old Fashioned」のほか、ビールチーズスープ、フィッシュフライ、サマーソーセージサンドなど、ウィスコンシンらしい料理がそろっています。
チーズや肉製品をウィスコンシン州内の生産者から仕入れているというこだわりも、嬉しいポイントです。
何度か訪れていますが、お昼時はいつも満席で賑わっている人気のお店です。
マディソン観光で立ち寄りやすい場所にあるので、旅行中にも訪れやすいレストランです。
ザ・オールドファッションド レストラン
The Old Fashioned – Restaurant – Madison, Wisconsin
□もっと気軽に楽しむなら!ファストフード・コンビニでも買える
フライドチーズカードはレストランだけでなく、ファミリーレストランやファストフード店、コンビニでも気軽に購入できます。
「まずは一度食べてみたい」という方でも試しやすく、旅行中に立ち寄ったお店で見つけることも珍しくありません。
■そもそも「チーズカード」とは?

「そもそもチーズカードって何?」と思った方も多いはず。
チーズカード(Cheese Curd)とは、チーズを作る過程でミルクから分離される固形部分のことを指します。
牛乳にレンネット(酵素)や酢、酸を加えると、ミルク中のタンパク質(カゼイン)が凝固し、液体部分(ホエイ=乳清)と、固形部分(カード=凝乳)に分かれます。
このカードが、チェダーチーズやゴーダチーズなどのベースになります。
できあがったカードにバターや生クリームなどを少し加え、風味付けをすることで、チェダー風味、ミュンスター風味になり、カードにガーリックやハーブを加えると、フレーバードチーズカードになります。
新鮮なチーズカードほど、嚙んだ時にキュッキュッという音が鳴り、特徴的な弾力を感じることが出来ます。時間が経つと弾力が落ちてきますが、少し温め直すと食感が復活するのも面白いところです。
このカードを集めて、圧縮・熟成などの加工を行うと、色々な種類のチーズになります。
チーズカードは、さまざまなチーズのもとになる大切な存在です。ウィスコンシン州発祥の「コルビーチーズ」についても詳しく紹介しているので、興味のある方はこちらもぜひご覧ください。
□スーパーやチーズ専門店でチーズカードを買う

揚げる前のフレッシュなチーズカードは、スーパーやチーズ専門店で購入できます。様々な種類が並んでいて、選ぶのが毎回楽しみです。
購入したチーズカードはそのままスナック感覚で食べたり、お酒のおつまみにも最適です。
冷蔵庫から出したものを、そのまま食べても美味しいのですが、少しだけ温めると、食べた時のキュッキュッという特徴的な弾力が復活し、より出来立ての風味を味わえます。
ウィスコンシン州には美味しいチーズがたくさんあります。「日本へ持ち帰れるのかな?」と思った方は、こちらの記事も参考にしてください。
■まとめ
今回はウィスコンシン州の名物「フライドチーズカード」と、その原料である「チーズカード」についてご紹介しました。
チーズカードはチーズになる前の固形物で、新鮮なものはキュッキュッとした独特の食感が楽しめます。そのチーズカードに衣をつけて揚げたのがフライドチーズカード。外サクサク・中とろとろの、ウィスコンシン州ならではの名物です。
チーズ王国ウィスコンシン州だからこそ、新鮮なチーズカードを使ったフライドチーズカードが楽しめます。ウィスコンシン州へ訪れた際は、ぜひ食べてみてください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
