みなさん、こんにちは。
ウィスコンシン州在住の、ゆうこです。
ウィスコンシン州に引っ越してきて驚いたことのひとつが、トルネード、竜巻の身近さです。
日本にいた頃は竜巻と聞いても、ニュースで見る程度でした。それもあまり大きなものではなく、小さな竜巻でした。
ですが、ここでは毎年必ずトルネード警報が発令されます。私が住んでいる地域は、かつてトルネードが直撃し、家が丸ごと飛ばされてしまったことがあり、近所の人たちもトルネード警報にはとても敏感です。
アメリカへ引っ越ししてから、トルネードは私が思っていたよりもずっと怖いものなんだと、感じるようになりました。
引っ越してきてすぐの頃はアタフタしてしまうだけで、夫がいないと不安でしたが、今では一人でも落ち着いて行動できるようになりました。警報が出た時にどう行動するか、日頃からシミュレーションしておくことが大切だと実感しています。
今回は、トルネード警報が発令されたときにわが家で実際にやっていることを時系列でまとめました。
自宅にいる時にトルネード警報が発令されたらどうしたら良いか、少しでも頭の中に入っているといざという時の不安がグッと減りますよ。
■ウィスコンシン州周辺のトルネードシーズンはいつ?

ウィスコンシン州周辺でトルネードが発生しやすいのは春から初夏(4月〜6月ごろ)です。暖かく湿った空気と冷たく乾いた空気がぶつかりやすいこの時期、強い前線が通過するたびに竜巻の発生リスクが高まります。
□Watch(注意報) Warning(警報)Emergency(緊急警報)の違い
NWS(国家気象局)が発令するトルネードの警戒レベルは3段階あります。それぞれ取るべき行動が違うので、違いを知っておくと安心です。
| 英語 | 意味 |
|---|---|
| Tornado Watch(注意報) | トルネードが発生しやすい気象条件が整っている状態。まだ発生はしていないが、いつ発生してもおかしくない。備えを始めるサイン。 |
| Tornado Warning(警報) | トルネードがレーダーで確認された、または目撃情報がある状態。すぐに避難行動が必要。 |
| Tornado Emergency(緊急警報) | NWSが発令する最高レベルの警戒情報。大規模な被害と多数の死傷者が予想される、極めて危険な竜巻が確認された場合にのみ発令される。非常にまれだが、発令されたら一刻も早く安全な場所へ。 |
■トルネード警報が鳴ったら?実際の行動を時系列でまとめました

前線が近づいてくると、携帯のアラートや緊急天気予報などのお知らせが入ります。本当に危険が迫っている時にはあちこちのサイレンが一斉に鳴り始めます。
① 警報を確認する :携帯アラートやサイレン、ニュースアプリなどで警報レベルを確認します。Watch(注意報)であれば避難の準備を始め、Warning(警報)が出たらすぐに行動します。
Tornado Emergencyが発令されていたら、迷わず即地下室へ向かい、ブランケットなどをかぶり頭や体を守りましょう。
②貴重品、靴、上着などを地下室へ移動する:靴や上着、ブランケットなど、万が一そのまま外へ出ることになっても困らないよう、身の回りのものを地下室へ持ち込みます。
③ブラインドとカーテンを閉める :万が一窓ガラスが割れても室内に飛散しにくいよう、家中のブラインドとカーテンを閉めます。これはケガ防止のために大切なことです。
④地下室以外の電気・電源を切る: 落雷による電化製品へのダメージを防ぐためにテレビやパソコンなどの電源を切り、地下室以外の電気も消しておきます。
⑤猫をキャリアーに入れる :気配を察してか、警報のたびにベッドの下などに隠れてしまう、わが家の猫たちなのですが、なんとか捕まえてキャリアーへ入れます。わが家はこれが毎回一番時間がかかることです。
⑥ 家族全員で地下室へ移動する :子どもたちを連れて、地下のバスルームへ移動し、子供たちには少しでも安心できるように飲み物や軽食を渡しておきます。
⑦ 警報が解除されるまで待つ: Warning(警報)がWatch(注意報)に変わるか、警報が解除されるまで地下で過ごします。子どもは怖がることもあるので、お気に入りのおもちゃ、ぬいぐるみ、絵本、タブレットを持っていきます。
■事前に地下室の「避難場所」を決めておくことも大切
地下室であればどこでもいい!というわけではありません。より安全な場所は、窓がなく、柱や壁が多い場所です。
わが家では地下室のバスルームをトルネード避難場所と決めています。万が一建物の上部が崩れても、壁や柱が多く、守ってもらえる場所だからです。
できれば、あらかじめ必要なものをTornado Watch(注意報)の段階で用意しておくと、警報が鳴ってから慌てずに済みます。
■地下室に用意してある物や、警報時に持っていくもの
私たちが地下室にあらかじめ用意しておくもの、または警報時に持っていくものをまとめました。
| カテゴリ | 用意するもの |
|---|---|
| ペット | 猫のキャリアー |
| 子ども用 | 椅子など座れるもの、飲み物、軽食、粉ミルク、離乳食(乳幼児だった頃) |
| 貴重品・重要書類 | 運転免許証、グリーンカード、パスポート、現金 |
| 身支度 | 靴、上着、ブランケット |
| 防災グッズ | 懐中電灯、携帯ラジオ、モバイル充電器など |
いざとなれば家ごと失うことも考えられるのがトルネードです。貴重品や重要書類は普段からまとめておいて、すぐに持ち運べるようにしておくと、いざという時に焦らずに済みます。
■今回のまとめ
今回は、トルネード警報が発令されたときにわが家で実際にやっていることを時系列でまとめました。
日本にいた頃は、地震への備えや訓練が当たり前でしたが、アメリカに来てからはそれがトルネード対策に変わりました。
どちらも「もしも」のための準備ですが、警報が発令される前にあらかじめ備えておくと、いざという時に慌てずに行動できます。心のゆとりも違います。
アメリカ中西部にお住まいの方や、これから移住を考えている方の参考に少しでもなれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


