皆さん、こんにちは。
2018年にアメリカ中西部ウィスコンシン州へ移住した、ゆうこです。
私が移住してから、5年以上経つのですがいまだに「ウィスコンシン州」って、日本語でも英語でもなんとなく言いにくい名前だなぁって感じるんです。
英語ではアクセントが「コン」の部分に強く置かれ、最後の「シン」は弱く短く「スン」に近い気がしています。続けると「ウィス・コーン・スン」のように聞こえます。
実はこのちょっと言いにくい「ウィスコンシン」という名前は、先住民の言葉から来たと言われています。
そしてこの州には、名前以外にも2つの愛称があります。ナンバープレートにも刻まれている公式の愛称、そしてちょっと意外な由来を持つもう一つの愛称。どちらもウィスコンシン州らしさを感じられる愛称です。
今回は雑学編として、「ウィスコンシン」という名前の由来と、この州の2つの愛称についてご紹介します。
■ウィスコンシン州の名前の由来「メスコンジング」

「ウィスコンシン」という、なんとなく言いにくい名前。一体どこから来たのでしょうか?
有力な説によると、先住民マイアミ族の言葉「meskonsing(メスコンジング)」が由来とされています。これは「赤い場所を流れる川」を意味し、現在のウィスコンシン川を指していたと言われています。土地の情景がそのまま州の名前になった、というわけです。
ウィスコンシン川は、州内を南北に貫くように流れる、全長およそ430マイル(692km)のウィスコンシン州最長の川です。川沿いには「ロウワー・ウィスコンシン・リバーウェイ」と呼ばれる自然保護区域もあり、カヌーやキャンプを楽しむ人も多くいます。
ウィスコンシン州内には州名以外にも、先住民の言葉に由来するユニークな地名がたくさんあります。例えば「Oconomowoc(オコノモワク)」や「Sheboygan(シボイガン)」など、ちょっと珍しい地名も少なくありません。
中でも有名なのが「Oshkosh(オシュコシュ)」。子供服ブランド「OshKosh B’gosh」の発祥地として知られていますが、もともとはウィスコンシン州東部にある都市の名前です。日本でもブランド名としてよく知られているこの言葉が、実は先住民由来の地名だったというのは、ちょっと意外なエピソードかもしれません。
■ウィスコンシン州の2つの愛称、酪農とアナグマ
ウィスコンシン州には2つの愛称で親しまれています。
①America’s Dairyland(アメリカの酪農地帯)

ウィスコンシン州のナンバープレート Wikipediaより引用
ナンバープレートにも刻印されている州の公式の愛称です。
ウィスコンシン州はチーズやバターの生産で知られ、その美味しさは州民の誇りでもあります。この愛称は州のスローガンとしても使われ、州の25セント硬貨にも酪農のモチーフが描かれています。
実際にスーパーに行くと、チーズの種類の多さに驚きます。チェダーやモッツァレラはもちろん、地元の小規模な工房(クリーマリー)が作るチーズも数多く並んでいて、専門店ではチーズの試食ができることもあります。観光で訪れる際は、こうした地元のクリーマリーに立ち寄ってみるのもおすすめです。
②The Badger State(アナグマ州)

もう一つの愛称が「アナグマ州」です。
かつて、厳しい冬を越すために鉱山に穴を掘って暮らした採掘作業員たちの姿が、アナグマに似ていたことからこの愛称がつきました。

アナグマは州のシンボルでもあり、1889年からウィスコンシン大学マディソン校のスポーツチームのマスコット「Bucky Badger」としても親しまれています。試合の日には、街中で赤いユニフォームを着たBuckyのグッズを身につけた人をたくさん見かけます。
スポーツに馴染みがない人でも、Buckyのキャラクターはお土産屋さんやTシャツなどでよく目にするので、ウィスコンシン州を訪れたらぜひ探してみてください。
Bucky Badger Wikipediaより引用
■今回のまとめ
今回は、ウィスコンシン州の名前の由来と、2つの愛称についてご紹介しました。
「メスコンジング」という先住民の言葉から生まれた州名、そして酪農とアナグマという2つの愛称。どちらもこの州の歴史や暮らしを表す、ウィスコンシン州らしいエピソードです。
もし、どこかで「ウィスコンシン州」という名前を聞いたときは、こうした背景を思い出してもらえたら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

