アメリカはウィスコンシン州に移住し8年目、馬のオーナーになりました。
まだ、私たちの近くの厩舎へ移動させるための準備もいよいよ終盤です。
自分が馬を飼うことになってから、馬のことを調べたり先輩に聞いたり、日々勉強しています。知らないことばかりですが、本当に自分が馬を飼うんだな、という実感が湧いてきます。
馬の獣医さん、蹄の手入れをしてくれる装蹄師さん、他にもいろいろな専門家、職業を知ることができました。
今回は、馬を迎えたあと、馬の健康の維持のためにとても大事になる専門家の方について調べたことをまとめました。
馬の健康管理
みなさんは、大切な家族の健康診断や具合いが悪い時、病院へ行きますよね。では、体が大きく簡単には移動できない、馬はどうしたら良いでしょうか?
結論を先にお話ししてしまうと、馬の場合は獣医師さんが診に来てくれます。
簡単な治療はその場で行ってくれることが多いです。
重症な場合は、馬専門動物病院や大学病院へ連れていくこともあるそうですが、とても大がかりです。
そのため、具合いが悪くなる前の健康診断や日頃の手入れがとても大切になってきます。
今回は馬にとって大切な、獣医師さん、健康管理に心強いを馬の専門家をご紹介します。
※この先に出てくるEquineは、馬、ウマ科の動物という意味です。
■馬科獣医師

馬科獣医師(Equine Veterinarian)は馬の健康管理の中心的存在です。
予防接種、寄生虫対策、ケガの診断、治療、繁殖サポートなど、馬の体調がすぐれない時にも、まず連絡する方です。
手術や大きなケガでなければ、その場で治療できますし、簡単なレントゲンも馬を病院へ連れて行かずに撮ることが出来ます。
日頃から定期的に、厩舎(きゅうしゃ)を巡回してくれているので、なにか気になることがあれば気軽に質問出来ます。
獣医師は内科、整形外科、眼科、耳鼻咽喉科など、かなり細かく分かれており、その専門獣医師もいます。人と同じですね。
■装蹄師(そうていし)

装蹄師(Farrier)は、馬の蹄(ひづめ)のお手入れと、蹄鉄(ていてつ)を装蹄(そうてい)してくれる方です。
蹄の形や成長具合い、馬の歩き方、生活環境を見ながら、伸びた蹄を切っていきます。犬や猫と同じように、伸びた爪を切ることと同じなので痛みはありません。
必要であれば蹄鉄を装蹄します。だいたい4~6週間の間隔で蹄をお手入れしに来てくれます、その時には蹄の異常の有無も見てくれます。
馬のオーナーが依頼する、預けている厩舎で依頼する、など契約方法もいくつかあります。ロナは厩舎で契約している方に依頼します。
■歯科専門家

馬の歯科専門家(Equine Dentist)は、歯の欠損、感染症の治療、歯の研磨具合いなどを診てくれます。馬の歯は人と違い、一生伸び続けるために、定期的な歯のメンテナンスが必要です。目安としては6ヶ月~1年毎とされています。
多くの場合は獣医師が歯科診療もしますが、より技術が必要な場合は歯科専門家が診ることがあります。
■栄養士

栄養士(Equine Nutritionist)は馬の体質、体重、運動量、年齢に合わせてエサの種類、牧草の量、サプリメントなどの組み合わせを考え、アドバイスをしてくれます。
自然に生えてくる牧草も時期によって糖度が変わります。
馬の体質によって、エサの量や配合を変えることも大切です。
■ボディケア(理学療法士・マッサージ師・カイロプラクター)

- 理学療法士(Equine Physiotherapist)
主に筋肉、腱、関節機能の回復と運動機能改善のためにストレッチや運動療法をしてくれます - マッサージ師(Equine Massage Therapist)
馬の筋肉疲労や緊張をマッサージしてほぐしてくれます - カイロプラクター(Equine Chiropracter)
手技で骨格矯正や神経調整をしてくれます
■トレーナー・インストラクター

トレーナー(Horse Trainer・Riding Instructor)は、馬のトレーニングと、乗り手の指導をしてくれます。
トレーナーは、競走馬向け、オリンピック競技向けな分野ごとに分かれています。
私のインストラクターは、両方兼ねている方なので、私を指導しながら、ロナの調教法も教えてくれます。
■厩舎管理者

厩舎管理者(Barn Manager)は、預かっている馬の日々のお世話をしてくれます。
厩舎の提供、馬へのエサやり、水の管理、放牧、獣医や装蹄師とのスケジュール調整をしてくれます。
■今回のまとめ
今回は、馬に関わる専門家のご紹介をしました。
他にも馬に携わる仕事は色々とありますが、より身近な専門家をあげてみました。私は調べたり聞いたりするまで知らない職業もあり、とても勉強になりました。
今回の記事でみなさんに馬のことを少しでも知ってもらえたら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
